一日の最初に見たもの、お昼に食べたもの、夕方に見た風景。
それらは毎日の繰り返しのなかでは心に留まるようなものではありません。シャッターを切っても切らなくても、とりとめもなく、ただ淡々と目の前を通り過ぎていくだけです。
しかしそれらを、あえて、カメラで捕まえてみたのなら?出来事に形を与えたなら?
写真は、過去形です。
ある人はこれを、ただの「写真日記」と言うかもしれません。過去への未練とも言うかもしれません。
でもそう断言してしまう前に、まずは捕らえたものを並べてみるとどうなるのか。
『7by7』は、7人の7人によるそれぞれが捕らえた「今日」を並べてみたものです。
何が見えるかは分かりませんが、それぞれが眺めていた場所に、まずは同じように立ってみたいと思います。