AIT : 写真表現について考える「集中講座 Vol.5+6」

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NPO法人AIT(アーツイニシアティヴ トウキョウ[AIT/エイト])にて、写真に関する講座が開かれるそうです。
畠山直哉氏のVol.5は行きたいですが、時間的・距離的にに合わなそうです。残念。

いずれも、以下の通り。(メールマガジンより抜粋)

  • 場所:代官山AITルーム 渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B-403 
    (地図:http://www.a-i-t.net/ja/location.php
  • 定員:20名
  • 費用:12,600円(税込)
  • 受講資格:特に無し

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【集中講座vol. 5】 
近代における写真の歴史や、写真の可能性について考える
『写真というゲームの規則と「世界」の見方』
レクチャラー:畠山直哉(写真家)
日時:2011年2月4日(金)19:00-21:00、2月5日(土)13:00-14:30/15:00-16:30

19世紀前半に発明され、私たちの「世界」に対する見方に大きな変化をもたらした写真術ですが、
それ以降、「写真」は、私たちにどのような「世界」を見せてきたのでしょうか。この講座では、写真を
「形式/様式」と「機能/用法」の二つに分けて考えることからはじめ、次にそのような種別化される
見方を解体しながら、デジタル化の波のなかでより意識される「写真」の可能性について考えます。

<レクチャー1>
2月4日(金)19:00-21:00 「形式から写真を眺める」
写真には、それ自体を芸術として成立させる規則のようなものがあったのではないか、という仮説から考えはじめます。メディウムの特性を重視することから写真の「形式/様式」が括り出され、それが主に戦後、写真が「近代絵画」などと同列に論じられるようになったことについて考えます。

<レクチャー2 >
2月5日(土)13:00-14:30 「写真の機能と用法を考える」 
1980年代以降、写真の議論の中心は「形式/様式」から「機能/用法」へと移り変わってきました。
写真の意味は、文化や言語の脈絡においてその都度決定されるといった見方と、当時それを取り巻いた議論を見てゆきます。

<レクチャー3>
2月5日(土)15:00-16:30 「 写真の読み替えと可能性」 
「形式/様式」と「機能/用法」。写真が必ずしもこの2種類に分類されるとは限りません。
芸術写真としてあったものが文化人類学的な記録資料に、記録写真が美術館で展示される作品に、という具合に写真理解の複雑さは増してゆきます。これからの写真の可能性がどこにあるのか、思いを巡らせます。

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【集中講座vol. 6】
社会的性差について写真表現をとおして考える
『女性とアートの関係史--「ジェンダー」の表れと、まなざし』
レクチャラー:笠原美智子(東京都写真美術館 事業企画課長)
日時:2011年3月4日(金)19:00 - 21:00、3月5日(土)13:00-14:30/15:00-16:30

女性や同性愛者はどのように表象されてきたのかについて、主に写真表現をとおして考察します。レクチャーでは、東京都写真美術館で行われた「ラヴズ・ボディ--生と性を巡る表現」展(2010)をはじめ、ピーター・フジャーやロバート・メイプルソープなどのアーティストの写真をとおして、西洋アカデミズムにおける「ヌード」のあり方やその解体、セクシュアリティーとジェンダーについて考えます。また、1990年代以降の写真をとおして、現代女性をどう見ることができるのかということにも考えを巡らせてゆきます。

<レクチャー1>
3月4日(金)19:00-21:00 「「ラヴズ・ボディ--生と性を巡る表現」展に見るセクシュアリティーとジェンダー」
生々しい身体やセクシュアリティーは芸術になるのか。1980年代後半から1990年代前半にかけて、世界的に社会問題として共有されたエイズがありますが、この回は、写真家たちが、エイズによる社会的偏見や差別などをとおして、どのように身体に迫ったのかを検証します。

<レクチャー2>
3月5日(土)13:00-14:30  「ヌード写真をジェンダー論から考える」
ヌード写真を再検証するため、1970年代に見られはじめたいくつかの写真表現に触れます。
この回では、ロバート・メイプルソープやピーター・フジャーやデヴィッド・ヴォイナロヴィッチなどの作品を見ながら、「ヌード」を読み直す試みをします。

<レクチャー3 >
3月5日(土)15:00-16:30 「現代女性の表現の広がり」
1990年代からゼロ年代にかけての女性を被写体にした写真作品を眺めながら、「女性」とその身体について考えます。やなぎみわや澤田知子、志賀理江子、高橋ジュンコなどの作品を取り上げながら、社会進出が進み、社会的な主体として変化し続ける今日の「女性」について考えます。

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[お申し込み方法] ※以下のいずれかの方法をお選びください。


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