ついカメラを向けてしまうのは自分だけだろうか。ずずず…と近づいては何度でもシャッターを押してしまう。
惰性といえなくもないけれど、ここまで抵抗なく撮れてしまう被写体は彼らのほかにいない。
こいつはエサをくれる人を公園の入り口でいつもこうして待っていた。ところが、そのうち冬がきて春がきて、見たことない顔がうろうろし始めた頃にいなくなってしまった。
移動したか野たれ死んだかと思っていたら、猫おばさん曰く他のに追い出されて別のところで暮らしているそうな。
ピクリとも笑わない、この感じが良い。