写真についての本を読んだり、写真を見たりすればするほど、わけがわからん。
よく言われることですけれども、写真は過去形。
でもその過去を見たときに、変な感じがしませんか?
その昔あったお気に入りのおもちゃや今はいない祖父はこんな風だったのだと分かってはいても他人事のような、、、なんだか確信を持てない感じ。でもこれは、まだなんとかコントロールできる感じ。
引っかかるのは、なにかが変じゃない?という感じ。
なにかが
ねじれてる
写真は、過去形です。
以前はあったものなわけです。つまりいまここには「ない」ものなわけですが、手の中の写真にはそれが「ある」わけです。
「ない」と「ある」が同時に起こっているという「ねじれ」。
この「ねじれ」が気になり始めてからというもの、考えれば考えるほど、写真がわからん。