デジタル市場にリソースを集中することに決めたニコンの主力はD200。画素数1000万以上で、ハイアマチュア(おっさん達)向けのデジタル一眼レフ。
この少し前にEOS-5Dを出していた首位のキヤノンに「あてる」という構図。
結果、D200は市場での評価が高いらしく、キヤノンを抜いたとか抜かないとか。
で、実は去年末の発売直前(か直後)に、このカメラをちょっと触ってみた。
写美で企画展を観たあと、イベントルームみたいなところで展示していたのです。何気なく入ったら、まず渡されたのがコンパクトフラッシュカード(メモリーカードみたいなもの)。「絶対に買うわけがない自分」としてはちょっと後ろめたい。
それで次に「ぜひ撮っていってください」との案内。列の人だかりの向こうには、ひたすら微笑んでいるモデルさんにカメラを構える人々。
やっちゃった。
モデル相手に撮るこの初体験に気持ちが集中して、カメラの使用感は覚えてない…。
シャッター押そうとするタイミングにばっちり合わせて微笑む。またシャッターを押そうとすると、微笑む…。
おっさん達よ、あなた方が飽くことなく追い求めるその「潤い」が何か分かったよ。
このささやかな自己肯定されるコミュニケーション。これだったんだね…!
*後日談*
友人のバンドのベース君が、まさにこのカメラを持っておりました。(←スポーツ写真を撮っていた、プロです。)
ライブ後の打ち上げにお邪魔して「つぼ八」で撮りまくった感じは、頑丈そう。がっしり重くて、でもレスポンス速くて。よく分からないけれど、良いカメラなのだと思った。
*参考*